光と色彩
印象派の代表ともされるモネは、50歳位の時に自宅兼アトリエにする館と土地を買い、
絵を描くため庭に好きな植物を植え手入れし育てた 花の庭、そして 水の庭と共に暮らし、
あの有名な睡蓮の連作を最終晩年まで描き続けます。
モネは移り行く季節や時間が変化させる光を繊細にとらえ、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の
絵の具を細かなタッチでキャンバスに置き、光や空気感を表現します。
今日はそんなモネの観ていた風景をひと時。
元は灌漑用の池。
雑草が生い茂っていたのをきれいにし睡蓮やコウホネを植え、コイはこの地域の住民が
自宅で飼えなくなって持ち込んだそうです。
養分が含まれない湧水が常に流れ込むことで微生物が育たず、透明度が高いのだそうです。
時が経ちいつの間にか モネの水の庭園 のように。
美術館へ足を運びじっくりとモネの絵に浸るのと同じ様な時を過ごせた気がします。
ジュヴェルニーへは訪れたことがありませんが、池の水はこちらの方が澄んでいるかも
しれません。
それくらい清らかでした。
gifu itadori